エゴチスムな日々

イタリアの閑暇そしてその悦楽

トスカーナ

絵画の中の受胎告知 2

前回「絵画の中の受胎告知 1 」で13世紀の作品まで飛んでしまいましたが、 その少し前、12世紀の受胎告知も珍しいので少しご紹介しておきます。 ヴェネツィアのサンマルコ教会にある受胎告知(モザイク画)です。 泉で水を汲むマリアに、大天使がお告げに現…

ラファエロ;巨匠からの影響

美術史では、1520年のラファエロの死を以て「ルネサンスの終わり」と し、その後の様式「マニエリスム」へと変化していきます。 そんな一つの重要な区切りを担う画家ラファエロは1483年にウルビーノで 生まれました。 彼の父親も画家であり、また母親は裕福…

ジョルジョーネの色調主義

16世紀、ヴェネツィアを中心とする北イタリアでは、フィレンツェなど 中部イタリアとは違う美術様式が生まれていました。 トスカーナ美術は素描が特徴で、ヴェネツィア美術のそれは彩色と言われます。 北イタリアではやはりレオナルド・ダ・ヴィンチの「スフ…

マザッチョの革新性

フィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会の中にある ブランカッチ礼拝堂。ここに描かれたマザッチョの壁画は 「絵画の学校」とも呼ばれ、後のレオナルドも、ラファエロも、 そしてミケランジェロも足しげく通っては模写したと伝えられています。 …

マエスタ・荘厳の聖母

ウフィッツィ美術館の第2室に「Maesta'」(イタリア語で荘厳という意味)と 呼ばれる絵画が3枚あります。マエスタとは玉座につき、聖人や天使に囲まれた 聖母子の絵画のことで、いつの時代にも多くの画家が描き続けてきたテーマ。 この第2室では、シエナ派…

ヴァカンス便り: オルチャ渓谷

いつの頃からか、糸杉のある景色を何かの写真で見て以来ずっと 心惹かれています。イタリアで糸杉を見つけると「あ、糸杉!」と 思わず心が踊ってしまうほど大好き。 ミラノ郊外の小さな街にも時々見かけますし、墓地には付き物の糸杉ですが、 北イタリアで…

イザベッラ・デステのモード

4月16日から7月19日までミラノ王宮博物館で開催されている 「レオナルド1452-1519」展にすでに2回も足を運んでしまいました・・・ 1回目でふと疑問に思ったことがあったので、2回目はちゃんとガイドをお願いして、 色々な説明を伺いながら目を皿にして鑑賞。…

エレオノーラ・ダ・トレドのドレス

フィレンツェのウフィッツィ 美術館を初めて訪れた時、その人や表情などよりも ドレスの模様の素晴らしさに目を奪われて忘れられなくなった絵があります。 ブロンズィーノの「エレオノーラ・ダ・トレドと子息ジョヴァンニ」です。 1545年に描かれました。 メ…

受胎告知:レオナルド・ダ・ヴィンチ

1867年から現在にいたるまでウフィッツィ美術館に展示されている レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」 その前までこの絵はフィレンツェ郊外のサン・バルトロメオ・ディ・ モンテオリヴェート聖堂にありました。 おそらく当時の巡礼者がこの絵画を見ると…

ルッカのサン・フレディアーノ聖堂

4月にルッカへ立ち寄った際、前回は通り過ぎてしまったけれどとても気になるファサードの教会へ、今回は一目散に駆けつけました。オモニマ広場にあるバジリカ、サン・フレディアーノ聖堂です。トスカーナ州のロマネスク建築といえば、白い大理石が太陽を浴び…