エゴチスムな日々

イタリアの閑暇そしてその悦楽

読書

スタンダール博物館;グルノーブル

2年ほど前ですが、南仏プロヴァンス地方からイタリアへ帰る前にどうしても グルノーブルに行きたくなって、車を走らせること約2時間半。 260kmほど北上し、とうとう念願叶って辿り着いた先は スタンダールの生誕地グルノーブル。 パリには山がないと日記の…

『パルムの僧院』の舞台を訪ねて

ミラノから南に約30kmのローディという人口4万人ほどの古い町へ散歩がてら出かけました。あの赤髭王フリードリヒ1世によって築かれた町として有名です。 ローディといえば、スタンダールの『パルムの僧院』の書き出しが印象的。何を隠そう、この小説を読んで…

ヴィチェンツァと天正少年使節団

建築にあまり興味のない方でも、ヴィチェンツァでルネサンス建築家 パッラーディオが手がけた美しい建物をご覧になれば、きっと心を 動かされるはず・・・ そういえば年末年始に若桑みどり著『クワトロ・ラガッツィ』を再読、 再び天正少年使節への興味がふ…

サド侯爵とラコスト城

長い間「積ん読」していたサドの『美徳の不幸』を少し前に やっと読みました。 性を束縛し、それに従う事こそがカトリックの自然法則だとされる時代に (現代も基本はそうでしょうけど)愛欲・快楽を追求したサド侯爵が、 バスティーユ監獄内で2週間で書き…

スタンダールとヘロディアス

ミラノの王宮博物館(パラッツォ・レアーレ)で7月13日まで開催中の 「ベルナルディーノ・ルイーニとその息子たち」展を観てきました。 ベルナルディーノ・ルイーニというと、レオナルド派の画家として 知られていますが、今回展覧会で色々と彼の作品を鑑賞…

ミラノ

1883年3月9日、トリエステで生を受けた詩人ウンベルト・サバ。彼ならではのアフォリズムに彩られた詩集は、故須賀敦子さんを惹き付け、美しい日本語に訳してくださっています。ウンベルト・サバの詩にMilanoというのがあるのですが、これがサバの詩集の中で…

四方山話:マルクス・アウレリウス像

先日エミール・マール著『ヨーロッパのキリスト教美術 上』(岩波文庫)を読んでいたら、とても興味深い逸話がありました。中世、イタリアへの巡礼で最初に訪れるべき所はもちろんローマのサン・ピエトロでしたが、その他にサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラ…