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エゴチスムな日々

イタリアの閑暇そしてその悦楽

ルッカのサン・フレディアーノ聖堂

ロマネスク トスカーナ 中世

 

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4月にルッカへ立ち寄った際、前回は通り過ぎてしまったけれど
とても気になるファサードの教会へ、今回は一目散に駆けつけました。
オモニマ広場にあるバジリカ、サン・フレディアーノ聖堂です。

トスカーナ州のロマネスク建築といえば、白い大理石が太陽を浴びて
キラキラ光り、凝視するのが難しいほどに輝いているイメージ。
でも決して華美な輝きではなく、控えめで神々しい感じ。
ここルッカのサン・フレディアーノも例外ではありません。
それにしても、ロマネスクな外観に黄金に輝くモザイクが、なんとも
不思議な雰囲気を醸し出すファザードです。

この教会の歴史は6世紀にまで遡り、その後1112年に増築されました。
その建築当初はモザイクはなく典型的なロマネスク教会の
ファサードだったらしく、その後13世紀初頭に上部を付け足し、
そこにモザイクをほどこして現在の形になったのだとか。
ビザンチン様式の影響が表れていて興味深いです。

 

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内部は身廊と、中柱で区切られたシンメトリーの側廊が2つ。
小さな窓から差し込む日の光で身廊は神々しさを増し、
なんとも言えない神聖な気持ちになります。
Controfacciata(ファサードの裏面)にあるパイプオルガンは16世紀のもの。
天井は木造なので、かなり初期のロマネスク建築様式だと思われます。

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なんと柱にフレスコ画を発見。鮮やかな色が残っています。
これは14世紀の終わり頃に描かれたようですが、この部分にしか
残っていませんでした。もし全ての中柱がフレスコ画で装飾されていたと
したら・・・全く違う雰囲気の身廊になっているでしょうね。



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