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エゴチスムな日々

イタリアの閑暇そしてその悦楽

ヴァカンス便り: オルチャ渓谷

トスカーナ 中世

いつの頃からか、糸杉のある景色を何かの写真で見て以来ずっと
心惹かれています。イタリアで糸杉を見つけると「あ、糸杉!」と
思わず心が踊ってしまうほど大好き。

 

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ミラノ郊外の小さな街にも時々見かけますし、墓地には付き物の糸杉ですが、

北イタリアでは今まであまり心躍る景色にお目にかかったことがありません。
私の中で「糸杉」といえば、やはりトスカーナ。


世界遺産に登録されたトスカーナのオルチャ渓谷は至る所にポツン、ポツンと糸杉が

点在します。個人的には卒倒しそうなほど美しい景観だと思います・・・

 

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渓谷というよりは果てしなく続く丘陵地のオルチャ渓谷。
幾重にも連なるなだらかな丘は、8月のこの時期刈り取られたばかりで緑は少なく、

どこまでも土がむき出しの丘になっていますが、それもまたオツな景色です。

 

トスカーナ・シエナの南東に広がる田園地帯はこの地域特有のCrete senesi

(クレーテ・セネージ)とよばれる粘土質の土が特徴です。
この地域はもともと耕作には適しておらず、荒れ放題の地だったのですが、
中世以来、長い時間をかけ、穀物とブドウ、オリーブなどの樹木を

同一の耕地で栽培し、丘の斜面にブドウ畑とオリーブ畑が交互に見える

この景観をつくり上げてきたのだとか・・・

 

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古代ローマ時代にひかれた街道を中世にはローマやエルサレムに向かう巡礼者や商人が
行き来し、多くの城塞が築かれ、モンタルチーノやピエンツァといった町が

小高い丘に点在し、今現在もそのままの姿をとどめています。

 

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    (道路から見た標高491メートルのピエンツァの町)

 

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      (ピエンツァの中心、ドゥオモ前)

 

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     (モンタルチーノからの眺め)

 

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  (モンタルチーノの中心にある時計台)


オルチャ渓谷の、どこを切り取っても、そしてどれだけ見ていても飽きない魅力。

この辺りは良質で安価なアグリツーリズモもいっぱいあるので、ゆっくり1週間単位で

滞在するのがオススメです。

 

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7月だとヒマワリが満開で一面が黄色に染まる美しい時期なのだとか・・・
今度は是非そのヒマワリを見に来たい♪

 

皆様も素敵な夏を!Buone vacanze a tutti.

 

 


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